イチョウ葉エキスの有効性評価

DHC イチョウ葉 脳内α(アルファ)30日分 【機能性表示食品】

 

イチョウの葉のエキスで、「本当に記憶力がアップする?」という話題が多く出ているようです。まずは、その効果について詳しく検証してみましょう。

 

イチョウ葉に関する本格的な研究は1950年代からスタートしており、今までに400以上の研究論文も発表され、更に信頼できる臨床実験も50以上行われています。

 

イチョウ葉エキスの生理作用を検討した報告には、抗酸化作用、血液凝固抑制作用、血液循環改善作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制作用などがあります。

 

抗酸化作用では、活性酸素やフリーラジカルの消去効果、血小板凝集の阻害効果、炎症細胞からの活性酸素産生の抑制効果が認められていますが、これはイチョウ葉エキス中の主にフラボノイド類によるものです。

 

活性酸素というのは、脂質過酸化、血小板凝集、炎症反応などが影響して、神経細胞や組織の損傷を招くので、生活習慣病や老化の原因とされていますが、いわば老化防止の期待が持てるわけです。

 

血液凝固抑制作用では、脳梗塞、動脈硬化の予防に効果が期待されており、更には、血液循環改善効果、血圧上昇抑制効果、血糖上昇抑制効果についても報告があります。これは、イチョウ葉エキスの中のギンコライドが、特異的なPAF(血小板活性化因子)の阻害物質だからということで、脳循環系の機能障害も抑制するとされています。この点が「記憶力」などと関連しているのかもしれません。